想像できる技

【小説家、見てきたような嘘つき】

よくテレビドラマのテーマになる「法医学ミステリー」、中山七里氏が書かれているこの小説を拝読する機会がありました。専門的なことが随所に出てきますが、とてもリアルなんですが、読み終わった後に生々しさがなく、とても好感が持てるものでした。

解説の一部から

中山氏は、書かれる小説について取材に出かけることは一切ないそうです。頭の中にあることを書き起こされるそうです。

「作家は書きたい事がなくなってからが勝負だ」といわれることがあるそうです。中山氏は、ご自分が書きたい事を書いていないそうです。皆さんが読みたいと思うことを書いていらっしゃるそうです。

だから、テレビドラマ受けするのかもしれません。2006年のデビューですから、10年くらいで多くがドラマ化されています。

現場のリアルな感じは、においのところだけでも、細かな表現に満ちています。これは、頭の中だけで完成させられる特異な才能と評価されています。まさにその通りで、素晴らしい才能ですね。

また、「依頼されて仕事は断らない」そうです。それが、今まで小説家を続けられた理由だそうです。

この創造力を物語にする能力は「すごい」の一言です。また、読みたくなってしまいました。

私も一般的な読者で、読みたいと思うことだったんですね。

 

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