「何を研究するか」ではなく、「何に役立つか」
【研究とか大げささでなくても、何に役立つかといった考え方が必要】
米国では、一つの会社に10年以上勤続する従業員は28.9%、日本では45.1%でこの10年間で2.2ポイント増加しているそうです。人材の流動化はまだ遠いような感じがします。
そこで、この流動化へ日本流の取組みで、まずは副業を推し進めることが提案されていました。
ロート製薬が16年から副業を認める制度を導入されています。ただ、企業のトップが考える副業のメリットと社員が考えるところに隔たりがあるかのように思います。
トップは、社員が活躍の場を広げてアンテナを高くすれば、新しい発想が生まれる、この発想を既存の企業に活かせることを期待されているようです。一方、社員は将来の終身雇用が崩れた時代を見据えて、別な働き方を身につけておきたいということのようです。
副業が、本人にとって本当にやりたかったことであれば、そちらが本業にということも考えられます。
この課題を解決していくには、もう少し、企業自体のあり方への意識改革と日本流の働き方の進化が必要な気がしますね。
これからは、働く人すべてが、「何をするか」から「何に役立つことをするか」への意識改革が必要ように思えてきます。