本気の趣味
【おもちゃドクター、全国に1500人】
入門編から実習編まで、3日分の講習を受けるとおもちゃドクターに認定され、公民館など地域で開催される「おもちゃ病院」で活動できるそうです。定年退職後の60歳代半ばの方が中心にボランティアなんですね。
どうも、修理を依頼するより買った方が安いと思ってしまいがちなんですが、子供たちにとってもおもちゃドクターのおじさんが一生懸命修理してくれている姿を見て、直った時の喜びを知ってほしいものですね。今まで以上に大切にすることを覚えてもらえます。
また、次に何かが故障した時に自分の力で直して使うなんてことをしてくれることもありますね。おもちゃドクターのおじさんにとっても、子供たちの喜ぶ顔を見ることができると同時に人に役立つ達成感を感じることもできます。どちらかというと、この達成感を得ることが大切なことのような気がします。
おもちゃの多くは、中国など海外の製品で部品の入手が困難であり、部品交換修理と言うより、部品そのものの修理が必要になります。電気系統から縫製のまで様々な技術が必要になることも楽しさの一因かもしれません。
ボランティアとしての趣味の領域から、一歩進んだシニア世代の暮らし方のヒントがあるような気がしています。