入場料を払って本を楽しむ
【1,500円の入場料で本を楽しむ】
昨年の12月、東京の青山に「文喫」という入場料1500円を支払って本を楽しむ書店ができました。入場料を支払って入店すれば、購入前の本を何冊でも読むことができます。また、喫茶スペースでは、珈琲と煎茶が飲み放題、軽食やアルコールなども有料ですが提供されています。
決まった本を買う人ではなく、「何か面白い本、興味を引く本はないか」という人向けの店だそうです。本を選ぶ時間自体に価値があり、それを楽しむ体験型の居心地のいい空間を提供しているようですね。
本を買う書店から、本を選ぶことを楽しむ書店へ、書店数は00年から45%も減少し、現在は約12,000店、これから書店の生き残るためには、こんなところな価値を提供するところにもあると思います。
ひと時の豊かな時間、本に囲まれ、好きな本を読みながら楽しむ、豊かな時間の過ごし方になりますね。本を買う際の利便性は、アマゾンに到底かなわない、これからの本屋さんのあるべき姿のひとつになると思います。
本を売っている訳じゃなく、本を楽しむ時間を提供しているんですね。居心地のいい空間ということが、これからの「いーすねっと」の新たなサービスのヒントにもなりそうですね。