免許皆伝
【かつては師匠を超えることで免許皆伝】
最近は寿司の修行を1ヶ月、ラーメン店の開業は1週間など、かつての辛く長い修行の時間は必要がなくなりつつあります。
修行とは、師匠に教えてもらうことではなくて、師匠を見よう見まねで自分自身が技を得た結果、師匠のもっているものを超えたところで、修行を終えることになりました。免許皆伝です。
現在では、教えてもらうことが得意の人たちにとっては、なぜ自分で見よう見まねでやらなくても、やり方を教えてもらって、そのことを繰り返し練習するほうが早いと思ってしまいますね。
ますます、人は新しいことを考えなくなってしまいますね。教えてもらったことしかできない、師匠を超えることが出来なくなってしまいます。
決して過去の修行が正しいとは言いませんが、これからの時代は、従来の改善だけでなく、新しいことを生み出す力が必要になってきます。それは、自分自身が、新たなことを生み出す力を備えていくことが必要になってきます。
そんな塾とか教室が必要になってくるかもしれません。子供たちが、白紙のところからプログラムを創る、そんな教育に変化しているのかもしれません。