ストレスをやり過ごす方法
【サラリーマン時代は、見覚えのないストレスを感じています。】
私は、30数年間のサラリーマン時代にストレスを感じてことがないと思っていました。周りからも、この言葉にもつとも縁遠い人のようにも言われていました。
ところが、今となって思い出してみると、案外ストレスに感じることも多かったように思えてきます。当たり前ですよね。
今では、このストレスによって、体調の変化を感じたりもしています。歳を重ねていることからでしょうか。
五木寛之氏の「百歳人生を生きるヒント」の中に、ストレスをやり過ごす方法が書かれていましたので、ご紹介いたします。
現代人は、自分の人生を幸せに生きなければならない、物質的に豊かでなければならないと期待値を上げてしまっていることが、ひとつの要因だとおっしゃられています。
幸せな家庭、幸せな人間関係、幸せな老後もいずれも、追い求めるとストレスを感じてしまいます。そこで、まずストレスは避けられないものと諦めること、仕方ないと思った上で、どのように対処するかを考えることが大切だとおっしゃられています。
まずは、この自分への期待値を下げていくこと、自分の人生で最悪な状態に基準値をもってくることです。「このときの苦しさに比べれば、たいしたことはない」と、ストレスをやり過ごすことができるそうです。
今の状態での不平・不満・苦しさなどのストレスを感じて、自分以外のところに、原因を持ってきがちですが、そこは自分の厳しかった体験を思い出し、「たいしたことはない」とやり過ごすことなんですね。