光陰矢の如し、平安時代にも、同じように感じていたようです。
【時は、弓を射るように早くすぎる、という意味ですね。】
同じように、「歳月人を待たず」、これも時間は戻らないため、大切に使うべき、といった戒めの言葉として使われているようです。
今のようにあらゆる時間が、現代のように早く流れていない平安時代から、人の感覚として、現代人と同じように、時の流れは早いと感じていたようですね。
つい150年前くらいからのことですが、歩いていたことが新幹線に変わって、郵便が通信に、ものすっごいスピードで変化しています。
でも、時の流れについての感覚は大きく変わっていないということですね。
古希を迎えようとしている私も、生きている時間に差はあるにしろ、感じている時の速さはあまり変わりがないと言えるかもしれません。
生きている時間が50年でも70年・100年でも、光陰矢の如しの感覚は同じように思わざる得ません。
「歳月人を待たず」、少なくてもこの言葉を、人生の送り方の指針として、我が身の戒めとしておけばよかったと痛感させていただきました。